そして、次は、「どのシリーズがいいの?」です。 ここでは、メーカーやシリーズの違いを知っておきましょう。
メーカーによる違いはサポート程度 まず、覚えておいて欲しいのは、パソコンのスペックと、メーカーやシリーズはほとんど関係ないということです。 メーカーは、パソコンの中身を組み立てて、箱を作っているだけとイメージしてください。 シリーズは箱の見た目が違うというイメージで十分です。基本的に違うのは、購入後のサポートくらいでしかありません。
つまり、「どのメーカー・シリーズのパソコンを買えばいいの?」という質問は、あまり重要ではないのです。まずは、このことを理解しておきましょう。 「日本製だから機能が高そう」「海外製だからスペックが低そう」などという印象は、イメージではそうかもしれませんが、これは誤りなのです。
メーカー・スペックで知っておくべきこと とはいえ、サポート体制が充実しているかや、外箱が頑丈かなどで、各社特徴があるのも事実です。 そこで、知っておいた方がいいなと個人的に思う、代表的なメーカー・シリーズの特徴を記載しておきます。(逆に言えばここに書いたもの以外は、知らなくてもたいして問題ありません。) スポンサーリンク
◯パナソニック
レッツノート(Let's note)シリーズを出しています。 レッツノートは、ノートパソコンの中で最も頑丈な作りになっており、大学教授や研究者などがよく使っています。
重要なデータを頻繁に持ち運ぶ場合や、お金に余裕がある人は、迷わずこれを選びましょう。
ただし、価格は、同じスペックのノートパソコンの2倍くらいになります。 ◯それ以外の日本の大手メーカー 大手(NEC,SONY,東芝,富士通)は、海外のメーカーより価格は高めです。 その分、サポートがしっかりしている、と一応言っておきます。
日本の大手会社のパソコンにする際は、メーカーうんぬんではなく、レッツノートかそれ以外かと理解しておけば十分です。(各社とも独自性を強調してはいるものの、意味のあるレベルではありません。) ◯アメリカの大手メーカー
HP(ヒューレット・パッカード)とDELL(デル)を知っておけば十分です。
2009年でHPが世界シェア1位、2013年でも2位です。DELLは2013年3位です。
どちらも、価格はやや安めですが、サポートはあまり期待できません。
◯台湾のメーカー Acer(エイサー)とASUS(エイスース)の2社が日本でも普及しています。
このうち、Acerは2009年世界シェア2位で、2013年では4位です。また、2011年の第4四半期では、Asusは4位で、2013年は5位でした。。
どちらも、価格はかなり安めですが、サポートはあまり期待できません。 なお、台湾は、半導体事業では世界トップレベルの技術とシェアを誇っています。世界で普及しているパソコンパーツの多くは台湾製です。
◯中国のメーカー
Lenovo(レノボ)だけ知っておきましょう。かなり価格が安いのが特徴です。
そのせいか、2013年の世界シェアが1位となりました。(あまり良い噂は聞こえてきませんが。。)
なお、LenovoにはThinkPadシリーズがあります。これは、Lenovoが買収した旧IBM(アメリカの大企業)のパソコン部門が作っているシリーズです。Lenovoの中でも、ThinkPadシリーズは、比較的しっかりしたものだという理解で十分です。
メーカーの選び方 最後に、個人的なメーカーとシリーズの選び方を簡単にまとめておきます。 ・お金をいくらでも出していい人はレッツノート、 ・それ以外は、同スペックでは、安いモノ
・同スペック、同価格では、日本大手>HP・DELL・Aser・Asus・ThinkPad>その他
(※大体は、Aser・Asus・ThinkPadになると思いますし、それで十分だと思います)
海外製の場合、サポートが日本製より劣るものの、世界的にみて日本製より普及度は高く、機能面の問題はありません。
そして、サポートも、何もわからない人に電話できちんと説明できるレベルは、日本製でも期待できません。(知識レベルが高く説明も上手な人は、サポートセンターにはいません。)また、提供されるサポートも、インターネットのつなぎ方など、ちょっと使ったことがある人ならわかることがほとんどです。
ということで、全くの初心者の場合は、メーカーのサポートに頼るよりは、知り合いにお願いするほうがよっぽど正解なのです。そして、仕事などでパソコンを使用している人にとっては、メーカーのサポートは不要だというのが個人的な印象です。 スポンサーリンク
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